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  • Writer's picture原空間工作所

2023年 桜の季節

Updated: Apr 5, 2023


近所の桜並木


春になるとどうしても桜が恋しくなります。

特に淡紅色の濃い桜ではなく淡く、白っぽい桜が好みです。

桜は、日本全国、何処に行っても見られる樹木です。地域毎に一斉に咲き競い、日本人の季節感を高揚させます。日本人の桜感が特別なものになったのは平安時代と言われています。桜は庭作りの必需品となり、花見の名所である京都・東山も、この頃に誕生したと考えられています。桜の花見が庶民に普及するようになると、桜の品種改良も盛んに行なわれるようになり、江戸時代末期にはソメイヨシノの品種が現れました。この品種は咲き始めは淡紅色で、満開になると白色に近づき、原種の一方であるエドヒガン系統と同じく満開時には花だけが密生して樹体全体を覆うが、それよりも花が大きく、派手だったため、一般人に好かれ、明治時代に全国に広まったと言われています。またソメイヨシノは種子からの繁殖が難しく、接ぎ木によるクローンで全国に広まったため、気象環境が揃えば、同時期に一斉に開化し、満開、落花することになるため、その潔さが、日本人にによって愛されたといわれています。


花見の最中のカルガモ

満身創痍の我が家の桜


ソメイヨシノは私共の家の庭にも50年位の物が一本植えられています。いつもはばらばらと咲き、どの時点が満開になったのか解らない感じの咲き方なのですが、今年は珍しく一斉に咲いてくれました。ソメイヨシノの最盛期は30年位といわれているため、我が家の桜も白色腐朽菌類による腐食が各所で始まり、毎年何本かの枝を切断し小口からの腐食が起きないよう防水処理をしてメンテナンスをしています。


我が家の愛犬も夜桜を楽しみにしています。

韮崎市わに塚の桜


樹齢330年のこのエドヒガンザクラは小さな花を樹木全体にびっしり咲かせる姿は爽快で装厳で、毎年、元気をもらっています。

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